柔道整復学科教員の儀間優汰です。
琉球リハビリテーション学院を卒業してから5年が経ち、それまで接骨院に従事していました。勤務先の都合や私の都合によって5年の間に接骨院を転々としましたが、どこも似たような内容をこれから下記に記載します。
(下記以降の内容は各接骨院によって多少異なります。)
まず、接骨院のおおまかな1日のスケジュールとしては、
- 9時に開院の為、約30分前には出勤し清掃、ミーティング等を行います。
- 9時から12時までが午前の受付。15時から20時までが午後の受付。
- 20時以降は片付けして退勤です。
・特に、接骨院の駐車場や店舗内外の清掃、整理整頓や清潔感、施術者の身だしなみなどを開院前にはしっかりしておくものです。
なぜか。➡接骨院の周囲や院内外の細かいところまで把握できなければ患者の症状改善にあたって細かいところまで追求できないからです。
・ミーティングでは患者さんの情報共有を事前に行い、担当以外の先生でも情報共有した患者さんとコミュニケーションをとる事は大切です。
なぜか。➡担当をしている目の前の患者だけでなく院全体でその患者に思いやりを持つことが、紹介してくれたり評判が良くなるからです。
・午前では学生よりも高齢者の来院が高く、午後は学校、部活終了後の学生の来院が高く見受けられます。
なぜか。➡午前で来院する高齢者の患者はその日の1日のスタートをいかに満足して送れるか。
学生は休ませると治りますが主軸(レギュラー)としてプレーしているのであれば、当事者や保護者(あるいは監督、コーチ)に今後の施術方針を説明し納得できるか。
・高齢者では若年者に比べて治癒能力が低く症状の改善まで来院頻度が多くなり、学生に関しては万全な体制で選手として試合や大会への出場ができるようにそれぞれにあった施術方法を見出して経過を観察する必要があります。
なぜか。➡接骨院に来院する患者全員に同じような施術やマニュアル過ぎる対応は院としての流れ作業であり、一人ひとりの症状に合わせた施術を提供して感謝されるのが柔道整復師としてのやりがいであると感じています。
・そして、患者さんを助けることばかりでなく、先生の体力や体調が良い状態で臨むことです。
なぜか。➡そもそも患者さんをケアする前に先生が不調では説得力もなく先生からの一生懸命や活気を感じられないのを患者は察知します。
これまでの経験は実体験であり、これから柔道整復師になる人にとっては欠けてはならない要素だと思いました。
そして、患者さんに感謝される柔道整復師を目指して頑張りましょう!