【那覇校】国家試験に向けての意気込み
みなさんこんにちは、琉球リハビリテーション学院那覇校の教員です。
私ども那覇校は、4月で創立3年となります。ということで、今年の理学療法士国家試験が学校として初めての受験となるわけです。
那覇校1期生の現3年生たちは、国家試験合格に向けて全力で取り組んでいる最中です。
今回は、理学療法士の国家試験について少しお話をさせていただきます。
令和3年2月21日に実施された第56回理学療法士国家試験の合格率は、全体で79.0%、新卒者のみでは86.4%でした。合格率は平均して80%程度と、比較的高い合格水準を保って推移していることがわかります。
つまり、30名のクラスで合格者は24名、不合格者は6名ということです。
前年度の理学療法士の国家試験は、受験者数12,685人、合格者は10,096人、そして合格率は79.6%となりました。 国家試験の合格基準は細かく決められています。 一般問題を1問1点(160点満点)、実地問題を1問3点(120点満点)としこれらをクリアしたうえで、トータル200問の問題中60%を超えたものを合格としています。 理学療法士国家試験のボーダーラインは、実地問題で35%、総得点で60%の得点がおおよその合格基準となっています。 確実な合格を目指すなら、実地問題で40%、総得点で70%以上の得点を狙いたいところです。
理学療法学科の勉強内容は、大きく分けて、基礎科目・専門科目・臨床実習となります。最終学年の実習がすべて終わったらいよいよ国家試験勉強一本に突入となるわけです。
先日3年生に向けて、決起大会を行いました。教員全員が学生に向けて応援の言葉を掛けていきます。教員一人一人も数年前から数十年前に同じ道を通ってきた仲間です。一期生というのも相まって、みなさん熱い思いを語られておりました。それが学生にどのくらい届いているのかは疑問ではあるのですが…
その中のおひとりの教員がとても興味深いメッセージを送っていましたので紹介します。
「誰もが試験当日には緊張します。そこで、試験問題を配られて表紙をめくってみると1枚白紙の部分があります。この白紙の意味は、いったん心を白紙にして落ち着く時間なのです。焦って1問目に飛びつかづに、白紙を見ながら心を無にして試験に取り組んでください。きっといつもの力を発揮できるはずです。」
みなさんも是非ワンクッションおいてから試験に取り掛かる余裕を持っていただけたら、必ず良い結果に結びつくはずです。