医療分野におけるリハビリDXの導入・運用の教育プログラムの特別講義第2弾!!
今回は宇宙空間上で3Dプリンターで作成する人工呼吸器を成功させた石北直之先生にご講義していただきました。
石北先生は、国立病院機構新潟病院 臨床研究部医療機器イノベーション室 室長(兼務:内科医長)及びSTONY代表をされています。
医療開発とDXと題して特別講義|教育講座第2弾
本校では、医療分野におけるリハビリDXの導入・運用を行う上で必要となる専門知識・スキルを習得する教育プログラムの開発事業を2021年より、文科省の委託を受け、取り組んでいます。 今回はその教育講座の第2弾、医療開発とDXと題して特別講義を行いました。
今回の講義では、医療機器の開発において、その動機や手順・準備、はたまた、その失敗談等を交えて伝えていただきました。
医療人として、リハ職として、患者様との関わり方やQOL(Quority of LIFE)の見つめ方など、学生にとってとても有意義な時間になったと思います。
学生の感想
- ロボットはすごいと思った とてもいいことを聞いたなと思いました。
- 自分も頑張っていきたいなと思います。
- 筋ジストロフィーの患者さんでもゲームなど細かい指の動きが出来ていてすごいと思った 人工呼吸器を作るということがとても凄い。
- VRを用いた授業も最先端で分かりやすいと思った。
- 顔の表情でゲーム操作してたのがとても印象に残りました。
- 医師としてだけでなく、色々な研究をして医療機器開発をしていて凄いなと思った。
- 人工呼吸器をセッティングできる人が全国で増えて全国で普及してほしいものだと思った。
- まだ人工呼吸器についてどういう仕組みなのかとかどういうものなのかは詳しくは分からないけど、人工呼吸器があの大きさでできるのはすごく画期的だと感じました。
- 外国の方と日本人の理解した、には、差があるということが印象に残りました。
- 人工呼吸器などがPTとの関わり方や違う国の人達との関わり方が色々あり勉強になりました。
- 将来すごいものができてそれに詳しくならないといけない。
- 自分が伝えたかったことが海外ではうまく伝わらず失敗に終わったことが印象に残り、意外と成功が遠いことがわかった。
- DXの凄さと怖さを知りました。
- コンパクト、安易、安価 コンパクトなのがいいというのが、そうだなあと思いました。
などなど、 講義終了後も、質問に行く学生の姿があり、熱心に聴講している様子が感じられ、 今後の勉強につながるものだったようです。将来、宇宙で使える医療機器の開発できる人や世界何十億人を救える人、たった一人のQOLをお手伝いできる人、いろんな形で活躍できる人になっていってほしいと思います。
終わりに
石北先生ありがとうございました。
石北先生は、また沖縄に来て講演したいと言ってくださっています。
次はオープンキャンパスや学際、市民公開講座など企画させていただき、みなさまもお話を聞ける機会を作っていきたいと思いますので、ぜひお楽しみにしていてください。
<<略歴>>
群馬県渋川市生まれ。
2004年 岩手医科大学医学部卒業。2009年 同大学医学博士号取得。国立病院機構渋川医療センターの小児科医師として勤務し、2019年より現職。臨床はてんかんが専門。けいれん重積発作の治療のため、手のひらサイズの簡易吸入麻酔器「嗅ぎ注射器」を2010年12月に着想し、研究をスタート。以来、マイクロ人工呼吸器、新しいダイビングレギュレーター、家庭用脳波モニター等、様々な製品開発に携わっている。