【金武校】あなたの〇〇の秋は何ですか?
○○の秋…皆さん何を思い浮かべますか?
食欲…スポーツ…読書…
う~ん、私は何だろう?
理学療法士をはじめ、医療関係者にとって、「学会の秋」でもあります。
「学会」というとちょっと響きが堅苦しい感じですが、「発表会」と思えば気が楽でしょうか。
では、何を発表するのかというと、自分が患者様から教えてもらったことを科学的に検証して、他の理学療法士と共有するのです。
患者様の疾患は、診断名によって一つのまとまりになりますが、その症状やその方の困っていることなどは千差万別、十人十色です。なので、自分の経験したことを自分以外の理学療法士に伝えていくことによって、似たような患者様の治療に役立てていくことができます。つまり、前に経験した人の良かったところをさらに進歩させることができ、当然うまくいかなかったことを避けることができるわけです。
そしてそのことを教えてくれるのは患者様に他なりません。言葉で教えてくれるわけではなく、理学療法士が色々な検査や治療をすることで患者様が変わっていくことを私たちは真摯に受け止めていきます。ありのままを良いことも悪いことも受け止めて、次へつないでいくことが大切なのです。
学会は、発表の場でもあり、同級生や先輩方と会う場でもあります。懐かしい顔を見るとき、やっぱり頑張ろうと思うのは、苦楽を共にした仲間だからなのだと思います。
一つの目標に向かって、一緒に勉強する3年間はかけがえのない時間になると思います。