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2020.04.28 (火) ブログ

こリハ 子どもとの関わり方に悩んだら…

こリハ 子どもとの関わり方に悩んだら…

こんにちは。こどもリハビリテーション学科です♪

子どもと関わろうとする時、どのように接したらよいか、どのように声をかけたらよいかと悩むことがあると思います。そのような時に子どもの発達段階を理解していると、関わり方が見えてきます!!

 

個人差はありますが、子どもの成長過程においては、多くの子どもに共通して見られる発達段階ごとの特徴があります。各発達段階における特徴を踏まえた成長をそれぞれの段階で達成することで、子どもの継続性ある望ましい発達が期待されるのです。

 

 発達段階の区分や名称は学者により異なりますが、アメリカの心理学者エリクソンの提唱した8つの発達段階は、保育士を目指す方たちにはぜひ知ってもらいたいと思います。今回は8つのうち「発達段階1」を紹介したいと思います♪

 

発達段階1は乳児期です。およそ0歳~1歳半にあたります。この時期に直面する心理社会的危機信頼感対不信感です。各発達段階に「心理社会的危機」があり、その危機を乗り越えることで力を獲得するそうです。

 

 

人間の子ども未熟な状態で産まれ、歩行や座ることさえ出来ず、一人では生きていくことができません。泣くことで周囲の人に助けを求め、ミルクをもらったりおむつを交換してもらったりと世話をされることで育ちます。この時に周囲の人から適切なケアを受けることが出来れば、子どもは「みんなは必ず自分を助けてくれる」と思うようになり、信頼感が構築され期待という力を得ることができます。

しかし、泣いても誰も来てもらえず適切なケアを受けることが出来なければ、「誰も自分を助けてくれない」と思い、不信感を抱くようになり、その子の人生観に大きな悪影響を与えてしまうと考えられています。

 

以上のことから、この時期の子どもと関わる時には基本的信頼感育むことを意識し、スキンシップとったりしながらたくさんの愛情をもって適切なケアを行い、子どもの気持ちを受け止めていただけたらと思います。関わり方に悩んだら、まずはギューっと抱きしめて「あなたは愛されているんだよ」と伝えてみてはいかがでしょうか♡

次回は発達段階2の幼児前期についてご紹介したいと思います♪

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