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2020.05.27 (水) ブログ

アロマで認知症予防!!

アロマで認知症予防!!

こんにちは!!

作業療法学科です。

今日のテーマは「認知症予防とアロマ」についてです。

 

年を重ね高齢になってくると、

視力低下や難聴(特に高音域の音が聞き取りにくくなる)など

加齢による身体変化がみられます。

その中でも、においを感じる「嗅覚」は視覚や聴覚に比べて

変化がしにくいと言われています。

 

しかし、加齢とともに、嗅覚のセンサーである嗅細胞の減少があり、

実は65歳以上の方の約半数の方が嗅覚障害が生じているそうです。

嗅覚障害があっても、嗅覚の記憶というものがあり、その補う働きによって

本人は嗅覚の変化に気づきにくく、

記憶の低下がおこることによって「におわない」ことに気づくことも多いのです。

 

近年、認知症と嗅覚についての研究が進められています。

その中で、アルツハイマー型認知症の初期症状でみられる記憶力の低下が知られていますが、

その前に、嗅覚障害があることがわかってきました。

 

長年に渡って認知症を研究されてきた
鳥取大学の浦上克哉教授の見解によると、
嗅神経がダメージを受けると、
嗅覚と連動している海馬にもこのダメージが伝わり、
認知症が悪化する。
しかし、嗅神経を香りで刺激することで海馬も活性化し、
認知症の予防や改善に役立つ、という事です。

また、嗅神経はほかの神経と比べ、再生能力が高いことから

認知症の予防としてアロマの効果も期待されているのです。

 

ここで、おすすめのアロマを紹介します。

(1)昼用のアロマオイル
・ローズマリー2滴
・レモン1滴

(2)夜用のアロマオイル
・ラベンダー2滴
・オレンジ1滴

*アロマオイルは、天然のアロマオイルを使用。

ディフューザーやコットンに数滴たらしたり、

アロマスプレーを作るなど、香りを楽しんでみていかがでしょうか。

 

嗅覚は、記憶のほかに感情とも密接な関係があり、

心地よい香りで、リラックス効果も。

また、作業療法のなかでも、心地よい環境、空間づくり、として

作業活動に合わせてアロマも活用することもあるんです。

 

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