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2020.07.15 (水) ブログ

障がい理解の教材

障がい理解の教材

医療系学校の授業では、患者さんや介護者(家族)の理解を目的に高齢者や片麻痺の“疑似体験”を取り入れます。

体験することにより心理的共感を得やすくなったり、どのように援助するべきかなどを学ぶ演習になります。

精神科領域の疾患は学生にとって、初めて聞く精神科の専門用語があったり、物理的に工夫して体験することが難しいためイメージが持ちにくいです。

 そこで、私がおすすめしたいのは、“映画”です!

精神科の病気をもった患者さんの「追体験」をするのにいい教材です!

※「追体験」とは他人の体験を見聞きして、自身の体験として捉えること

 

その“追体験”代表作としては、“The Sixth Sense(1999)ではないでしょうか?

主人公目線で物語が進行するので最後に驚きの展開がありましたよね。

本題ですが、統合失調症の“追体験”でおすすめしたいのが、“A Beautiful Mind”(2001年)

アルコール依存症の家族の“追体験”でおすすめなのが“酔いがさめたら、うちに帰ろう。(2010)です。

また発達障害の特性やその友人の対応をコミカルに描いている作品としては海外ドラマ“The Big Bang Theory(20072019) です。(映画製作会社はキャラクター個性として描写しているのみと発言している。) 

みなさんも、ステイホームの“作業”として映画鑑賞で“追体験”いかがですか?

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