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2020.12.23 (水) コラム

理学療法士になるには

理学療法士になるには

理学療法士になるには

 

今回は、理学療法士になるために避けては通れない!国家試験について説明します。

 

【理学療法士の国家試験を受験資格の条件】


◯養成校(3年以上)で専門的知識と技術を学び、卒業認定(卒業見込み)を受けること

※養成校は、4年制大学、短期大学(3)、専門学校(3年制、4年制)、特別支援学校(視覚障害者対象)があります。

 

または

  • 作業療法士の資格を持っている人

→養成校で2年以上学び、卒業認定(卒業見込み)を受けること

 

  • 外国の養成校を卒業した方、外国で理学療法士の免許を取得した人

→所定の手続き後、厚生労働大臣の認定を受け、新たに養成校に入る必要がない場合

 

【理学療法士国家試験実施の時期】


例年:2月下旬の日曜日

(令和2年度は、令和3221()となっています。)

※作業療法士国家試験と同日となっています。

 

【理学療法士国家試験出題数について】


試験時間(午前:2時間40分、午後:2時間40分)

出題数 (午前:100問、午後:100問)

(出題問題内訳)※午前午後同様

1~20問目:実地問題、2150問目:専門一般、51100問目:専門基礎

 

【理学療法士国家試験出題基準について】


一般問題

解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法

実地問題

運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法

 

【理学療法士国家試験合格基準】


一般問題を1問1点(160点満点)、実地問題を1問3点(120点満点)とし、次のすべてを満たした者を合格とする。

 

・総得点:168点以上280点 ・実地問題:43点以上120

 

※すべてマークシート解答になります。

 

【琉リハの国家試験対策について】


1年生:基礎科目の国家試験対策本を使用し、わからない言葉を調べ学習し、

グループ学習で内容を共有する。

 

2年生:基礎科目、専門科目の模擬試験を実施し、グループ学習でわからない言葉を

抜き出し、調べ学習で内容を共有する。

 

3年生:国家試験を想定した模擬試験を定期的に行い、グループ学習や特別講義の中で

問題の振り返り、国家試験対策本を使用し、アウトプットを意識した学習を行う。

※国家試験の出題内容は、1年生~3年生までの総まとめとなり、基礎知識を専門的な問題に結びつけて行くことが大切になります。そのため、1年生2年生の頃より国家試験対策を実施し、授業で学んでいる知識もさらに深めることも目標としています。

 

(まとめ)理学療法士になるためには、

①養成校に入学する(最短3年)

②養成校にて卒業認定(卒業見込)を得る

③理学療法士国家試験を受験する(年に1度のワンチャンス)

④理学療法士国家試験に合格し、理学療法士免許登録を行う

 

この流れが必須になります。

 

理学療法士になるためには、時間も費用もかかりますが、患者様が回復していく姿を支えられた時の感動は計り知れないものがあります。最近は養成校の数も多く、理学療法士は需要が少ないのではないかと質問されることもありますが、これからの高齢化社会を支えるためにもまだまだ必要な存在であると感じます。

理学療法士になって同じ感動を感じませんか?(^^)

 

参考、一部引用:

理学療法士協会http://www.japanpt.or.jp/general/aim/physicaltherapist/

厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/rigakuryouhoushi/

 

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