2021.07.13 (火) ブログ
【那覇校】☆ 身体は場所によって「感じかた」が違う⁉
皆さん、自分の指で唇と腕を触り比べてみて下さい。
唇と腕、触れている感じに違いはありませんか?
人間の身体は全て皮膚でおおわれていますが、部位によって「感じかた」が異なります。
日常的によく使う、手や口などは感覚にとても敏感で眼を閉じても触れているものを認識しやすくなっています。
面白い模型(図)を紹介します。
この模型(図)は、顔や手のひらが異常に大きく、唇も分厚く、
身体のバランスがおかしくなっています。
これは「ホムンクルス」という小人で、脳の中の感覚をつかさどる
部分を立体化したものです。
つまり、感覚が敏感で繊細な部分ほど大きくなり、鈍感な部分は
小さくなっています。
そのため、顔や唇、手のひらが異常に大きくなっているのです。
理学療法士や作業療法士は、
障害によって感覚が分かりにくくなった人に対して、感覚検査を行います。触れているのがわかるか、痛みは感じられるのか、腕を動かしているのはどうかなどを一つ一つ細かく検査していきます。
歩いている時に足の裏の感覚がなくなるとどうなるでしょう?
地面の傾きや段差への引っ掛かりなども認識することができず、すぐに転んでしまいます。
感覚は私たちの生活の中で非常に重要な役割の一つです。
2年生になると、その感覚を検査できるようしっかりと学んでいきます。
まだ、手順や説明方法がぎこちないですが、来年の病院実習に向けて一生懸命覚えているところです。
1年前はまだまだ高校生の雰囲気が抜けなかった学生たちが、少しずつ成長していく姿が楽しみです。
皆さんも自分の身体の「感覚検査」行ってみて下さい。
自分の身体は知っているようで、不思議がいっぱいです(^O^)/