2022.02.15 (火) ブログ
【那覇校】FIJIAN チョコレート
バレンタインデーといえばチョコレートですが、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は日本独自のようです。
バレンタインデーは英語でSt Valentine’s Dayと言い、直訳すると「聖バレンタインの日」です。バレンタインデーは、殉教した聖バレンタインを悼み、恋人たちが愛を誓い合う日だったようです。
現在の日本では、「義理チョコ」「友チョコ」「逆チョコ」なども登場し、恋人に限らずチョコレートを贈る日として定着してきているようですね。
ところで、皆さんはフィージーという国をご存知でしょうか。
オセアニアに浮かぶオーストラリアとニュージーランドの北部に位置する小さな島国です。
今日は、フィージーのチョコレートと日本人の不思議な出会いについてお話しします。
絶滅寸前のカカオを再生。日本人夫婦が挑むメイド・イン・フィジーのチョコレート作りについてです。
Bean to Barとは、カカオの買い付け、焙煎、製造まで全て自社工場で行っているチョコレートのこと。実は、この言葉が誕生する前、2000年代前半に、南太平洋の楽園フィジーでのカカオ再生とチョコレート作りに挑戦する日本人夫婦がいました。
今ではフィジーで知らない人はいないほど有名になったチョコレート「フィジアナカカオ」を経営する図越智仁さん、治美さんですご夫婦です。家族旅行で初めて来たフィジーに魅了され、約15年前に家族5人でバヌアレブ島に移住して来たそうです。
ある日、明らかに人が植えたような感じでカカオの木が2〜3本立っている場所を見つけました。しかも実がなっています。カカオの木に沿って、あとをついていくと、遠くの方からフィジアンのおばさんがこちらに向かって歩いてくるのが見えたそうです。そのおばさんは、私たちを見るやいなや、「あなたたちのことを待っていました」、図越さんは「実は私たちカカオをずっと探していたんです」と説明すると、「わかってます」とおばさんは微笑みうなずいたそうです。
周りの農家さんたちが次々とカカオ栽培をやめて木を伐採していく中で、おじいさんから「将来きっと買いにくる人が現れるから、切らずに待っていなさい」と言われていたんだそうです。そして、「だから私はあなたたちを20数年間待っていたんです。」と答えたそうです。フィジーカカオ再生プロジェクト発足です。(https://fijianwalker.com/interview-fijianacacao-1/)
私たち琉球リハビリテーション学院は、FIJIとのご縁が強い学校なのです。実は沖縄県理学療法士協会のプロジェクトでJICA草の根協力で協会員がフィジーを行き来してサポート活動をしていました。そのプロジェクトの一部を引き継いで、フィージー国立大学との教育サポートプロジェクトを立ち上げました。現在コロナ禍のためペンディング中ではありますが、、次次年度より再開予定です。
私自身もこのプロジェクトフィージーには3度訪れています。その時のこのフィー事案チョコレートの味が忘れられず、この記事を書かせていただきました。皆様も機会があれば是非フィージアンチョコレートをご賞味してみてください。