2022.05.30 (月) ブログ
【金武校】理学療法士とスポーツ
2022年5月28日 沖縄県高等学校総合体育大会が本格的に開会となりました!
現在の3年生が入学した年から新型コロナウィルスの影響で大会が流されてしまったり、無観客になったりと私たちが想像するような華やかな青春の1ページを刻めていないのではないかと思ったりします。
例年この時期に奇しくも体のアクシデントに見舞われ、3年間を賭けてきた「部活」の集大成であるこの大会に出られない選手がいることも確かです。
ある選手は練習中に関節を捻り靱帯損傷、ある選手は練習試合での接触プレーで脳震盪を起こし、ある選手は練習後のちょっとしたはずみで骨折、またある選手は練習終わりのほっと一息つこうとした時に胸の痛みに襲われ隠されていた病気と向かい合うことになったり…。毎年、次から次へとどうしてこんなことが起こるのかと思いながら、一人一人の選手たちの未来に最善の方法を探すことに奔走している状況もあります。
以前、理学療法士の大先輩から「理学療法は人の生(いき)を引き取る仕事」と説かれ、最近も同じような話を先輩方から伺う機会が幾度となくありました。
リハビリテーションの中の理学療法は、なんだか高齢者をはじめとする「大人」に対するものと思われがちですが、スポーツをする子どもたちにとっても同じことです。
いいことも悪いことも全部ひっくるめて「生きる」ことに対して全力でサポートする仕事が理学療法士の仕事。そう思うと手を抜くことはあり得ないと自分を律することになるのです。