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2021.02.17 (水) コラム

【柔整コラム】柔道整復師と整体師の違い・そして将来のこと

【柔整コラム】柔道整復師と整体師の違い・そして将来のこと

「整体師の先生」「柔道整復師」いったい何が違うのか?少しお付き合いください。

一番の違いは、柔道整復師は国家資格であるのに対し、整体師は国家資格ではないということです。国家資格である柔道整復師は、骨折、脱臼、捻挫などのケガを、手術をせず薬を使わずに治療することができます。対して、整体師は医療行為ができません。また柔道整復師の施術行為に対しては健康保険、自賠責保険、労災保険などの保険が適用されることも大きな違いです。

 

柔道整復師は「接骨院・整骨院の先生」として知られる医療技術職です。主に捻挫や打撲、骨折、脱臼などのケガを治療するほか、運動療法、運動指導も行い、健康へと導きます。骨折や脱臼を手技で元の位置に戻したり、包帯やテーピングで固定するなど、ケガの発生から治癒まで全てに関わることができる国家資格です。後療法としてストレッチやトレーニングなどでのリハビリテーションの指導により、薬を使わず患者の自然治癒力を最大限に生かしたアプローチで回復へ導きます。

 

整体師は「整体院・カイロプラティックの先生」と呼ばれる民間療法を行う職業で国家資格ではありません。

 

身体を癒やすセラピストとしての役割が大きいと言えます。整体師、カイロプラクター、セラピストなどの民間資格取得者を総称して「整体師」と呼ぶこともあり、一般の方からはケーシー姿など風体が似通っているため柔道整復師と間違われやすい職業です。

 

主な違いは先述の通り、医療行為のできる国家資格の有無です。整体師は自費診療のみですが、柔道整復師は保険診療に加え自費診療ができる点にあります。

柔道整復師は保険診療が適用されるため、開業後は柔道整復師法の定めにより広告の規制を受けるのも大きな違いとなります。

 

では、柔道整復師の給与はいかがでしょうか。

 

柔道整復師の国家資格を取得して就職すると、新卒で正社員として接骨院・整骨院に勤務した場合、額面でおよそ2023万円といわれています。中には、初任給が比較的高めの28万円という接骨院・整骨院もあります。

 

また、接骨院・整骨院の雇用形態は正社員のみではなく、契約社員や派遣社員、アルバイトやパートなど、様々な雇用形態があります。派遣社員やアルバイト・パートの場合は時給制となり、平均で時給9001,500円程度と言われています。

 

ほとんどの企業では試用期間を3ヵ月程度定めており、その期間中は給料が少なめに設定されている場合が多くあります。入社してからの昇給制度やスキルアップ制度を導入している企業もあるので、就職先の接骨院・整骨院の制度を確認しておくことも重要です。

 

柔道整復師の平均年収は約300400万円と言われています。経験年数や施術家としてのスキルに応じて、600700万円程度にまで昇給できる可能性もあります。独立開業した場合はこれ以上の高収入を得ている人もいますが、接骨院や整骨院の競争は激化しているため、独立開業で高収入を得ることは容易ではありません。地域によっても年収が変化するため、実際には約300800万円と年収に大きな開きがあります。

 

また、接骨院・整骨院だけではなく、スポーツトレーナーとして活動する方や、病院の整形外科や介護施設などで働く柔道整復師もおり、年収は働き方や就職先によっても大きな違いがあると言えるでしょう。近年では、特に介護業界で柔道整復師のニーズが高まっており、給与面でも好条件で就職できるケースもあります。

 

 

「一国一城の主になる」

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

まとめです。

 

柔道整復師と整体師の大きな違いは、国家資格であることと、保険を適用できることがポイントになります。

 

琉球リハビリテーション学院には、この柔道整復師を育てる柔道整復学科があり、プロの医療人をめざして、学生達が学びに取り組んでいます。

 

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