2022.05.02 (月) ブログ
【那覇校】沖縄の独自文化、清明祭(シーミー)
沖縄で4月と言えばシーミー!
清明祭はウチナー方言でシーミーと言われ旧暦の三月上旬に行われます。沖縄本島では祖先供養のまつりが盛大に行われます。地域によってはウシーミーとも呼ばれています。
私も幼少の頃ウシーミーになるとお墓に行き、久しぶりに会う親戚と会うのが楽しみでした。ウシーミーの頃になると、お墓の周辺で交通渋滞が起こる程の賑わいです。沖縄にはお墓三大行事(十六日祭、旧七夕、清明祭)がありますがその中でも一番大きな行事と言っても過言ではないと思います。親戚や家族が集まり、お墓参りをしたり掃除をしたりします。
皆で持ち寄ったお料理、お酒、お水、お花をお供えして、その後は皆でお墓の前でいただきます。
ウシーミーには種類が2つあり、清明入りして最初の日曜日を「神ウシーミー」と言い、門中など祖先とのつながりがある古いお墓をお参りします。その次の日曜日は身近な先祖のお墓をお墓参りします。それが一般的な「シーミー祭」になります。
沖縄の古い墓にはかなり大きな亀甲墓があります。墓の前方は広場となっており親戚が充分に座れるスペースがあります。食べたり飲んだり、親戚で昔話をして笑顔や笑い声が絶えません。沖縄の墓は本土の墓と比べ大きく、第二次世界大戦時には墓の中で爆弾を避け、その中で生活をした人もいたと両親から聞きました。
沖縄はイチャリバチョーデーという言葉やユイマール精神があり、人間関係をとても大切にしてきました。それはウシーミーや八月のウークイ(旧盆の最終日)そして旧正月で親戚の付き合いを大切にし、そして近所との付き合いを大切にしてきたので人間関係が良いのだと思います。
私はこのような沖縄の雰囲気が大好きです。
今後もこのような人間関係の良い沖縄であってほしいと願います。そのような人と人との付き合いを大切にする精神を持った人こそ琉リハの学生にふさわしく、医療人、社会福祉士そして子リハ学生にふさわしいのではないでしょうか。人間関係を大切にし、これからも沖縄での生活を楽しみませんか。