2021.08.04 (水) ブログ
夏の適切な水分のとり方
みなさん、こんにちは!
今日も琉リハブログに遊びに来てくれて、ありがとうございます!!
今年は平年より長い梅雨が明け、沖縄のセミも待ってました!と言わんばかりのパワーで鳴いています。
さて、みなさんはセミが水を飲まないのをご存じでしたか?セミは樹液から全ての栄養素を摂るために水は要らないそうです。
ところが、私たち人間はそんな訳にはいきませんね。
なぜなら、人間のカラダは半分以上が水分でできているからです。
人間は、水なしでは、数日しか生きられないといわれており、体内から水がなくなると生命維持も危うくなります(-_-)。
というわけで、今回は「夏の適切な水分のとり方」についてお話します。
≪水の種類について≫
「水」といってもその種類はさまざまです。その中には、マグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラル分を含むものがある一方で、
水道水はダムに貯蔵された水を塩素消毒して各家庭に届けられておりミネラル分は含みません。
≪夏の暑い時期にかく汗について≫
みなさんは、夏にかく汗を塩辛いと感じたことはありませんか?
汗が塩辛いのはナトリウムを含んでおり、体内をめぐる血液も1%未満の食塩水と同じ浸透圧なのです。
そのため、水だけをたくさん摂ってしまうと体液のナトリウム濃度を薄めてしまうことになり、熱中症の原因のひとつになります。
日本体育協会では、水分補給は真水ではなく0.1~0.2%程度の食塩や糖質を含んだ飲料を勧めています。また、激しい運動をする場合は
4~8%程度の飲料が良いといわれています。
≪カラダの水分を保つ浸透圧とは?≫
カラダの水分は浸透圧(細胞に水を引き込む力)で保たれています。
ここで細胞の話となると急に難しくなるので、みなさんご存知のキュウリの話をします。
ちょうどキュウリに塩をかけた状態を考えてみてください。キュウリに塩をかけると、水分が出て「シナシナ」になってキュウリ(細胞)が小さくなりますね。逆に、水をはったボウルにキュウリを入れると水分がキュウリに入って細胞が大きくなり、パリッとしますね。
このように、人間の体液も浸透圧によって、調整されています。
≪夏にオススメの飲料は?≫
適度な糖質や塩分を含むのは、アイソトニック飲料やハイポトニック飲料です!
アイソトニック飲料は、人間の体液と同じ浸透圧のため体内でゆっくり吸収され、
ハイポトニック飲料は低い浸透圧のため体内への吸収が早いのが特徴です。
運動前は、エネルギーを作るための糖質やミネラルの補給が事前に必要なため、体液とほぼ同じ浸透圧で糖質やミネラル分を手軽に吸収できる「アイソトニック飲料」の飲用がおすすめです。また、運動中や運動後は、汗などにより大量の水分が失われてしまうため、浸透圧が低く、水分を素早く補える「ハイポトニック飲料」を摂るのがよいでしょう。
≪水分補給はどのタイミングが良い??≫
水分摂取のタイミングは、「喉が渇く前に、こまめに」です!喉が渇いたと感じた時点では、すでにカラダの水分は不足している状態です。
また、一度に大量の水をガブガブ飲むと尿として出ていってしまい、カラダには蓄えられません。
普段、あまり水分をとらないという方は摂取する時間を決めておくのも良いと思います。たとえば、家事がひと段落したとき、朝起きてすぐ、
などルーティン化しておくと無理なく水分補給ができます。
汗をかくのは単に暑さだけではなく、カラダに溜まった老廃物を排出してくれるという大切な役割があります。
特に運動をする人や、活動的な人にとって体内の水分不足は命の危険に関わりかねません!
熱中症や脱水症を予防するためにも、自分に必要な1日の水分量を知り摂取するよう心掛けましょう♪
引用文献:サツドラhttps://satsudora-chouzai.com/
ダイドードリンクホールディングスhttps://www.dydo.co.jp/