ブログ・コラム

Blog / Column

2022.02.08 (火) コラム

子育て支援員とは?

子育て支援員とは?

「子育て支援員」という職業を聞いたことがありますか?

保育の仕事に興味をお持ちの方の中には、「子育て支援員」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

 

 

でも実際、保育士とは何が違うの?

仕事内容は?資格が必要?

どのようにすればなれるの?などなど

まだ広く知られておらず、わからないこともいっぱい🙄

 

そこで今回は“子育て支援員”についてご紹介したいと思います😊

 

 

🌼子育て支援員が誕生したきっかけ🌼

子育て支援員は2015年にスタートした「子ども・子育て支援新制度」のもと、保育や子育ての仕事を支援する人を増やす目的で創設されました💡

 

 

今は共働き家庭の増加により、保育所を利用したい人が増え続ける一方、保育士不足はまだまだ解消されていません😣

深刻な保育士の人手不足をサポートするために子育て支援員というお仕事が誕生しました✨

 

 

“子育て支援員”という言葉から、子育て経験のある方が対象と考えられがちですが、子育て経験や保育士資格の有無に関係なく「保育の仕事がしたい」「子育て支援に携わりたい」と考えているすべての方が目指すことのできる職業です。

 

 

保育士の資格を持っていないから…と諦めていた方でも、必要な研修を受けることで子育て支援員の道が開けるので、子どもに関わるお仕事に就きたいという方にはぴったりの資格です♪

 

 

 

 

 

🌼保育士とは何が違うの?子育て支援員の資格とは?🌼

 

保育士と子育て支援員の大きな違い、それは「資格」です!

 

「国家資格」である保育士資格は、指定の学校を卒業するか、国家資格に合格する必要があります。

 

一方、「民間資格」である子育て支援員は、学歴などにかかわらず各自治体が実施する全国共通の研修を修了することで資格を取得することができます。

 

 

実際に保育所などで仕事をする場合には、子どもの“保育”という点において違いはありませんが、子育て支援員は保育士のように担任業務に就くことはないため、保育士のサポートの仕事を任されることが多いでしょう。

 

 

 🌼子育て支援員はどうやってなるの?🌼

子育て支援員になるには国が定めた研修を受け、「子育て支援員研修修了証明書」の交付を受ける必要があります。

 

 

研修には「基本研修」と「専門研修」の2パターンがあります。

 

「基本研修」では、子育てや幼児教育に関する基本知識を身に着けていきます。

 

研修内容はこんな感じ👀!

 

1)子ども・子育て家庭の現状

2)子ども家庭福祉

3)子どもの発達

4)保育の原理

5)対人援助の価値と倫理

6)子ども虐待と社会的養護

7)子どもの障害

8)総合演習

 

子育て支援に関する基礎的な知識・原理・技術・倫理を学び、修得することで子育て支援員としての自覚を持つことが目的となっています。

 

 

 

「専門研修」では、より専門的な分野の知識を学びます!

内容はこちら😊

 

(1)地域保育コース

0歳から小学校入学前までの子どもたちを対象に、着替えや食事の援助をしたり、歌や遊びなどを通じて、子どもたちの健やかな育ちを見守ることが保育の仕事です。

乳幼児の発達や心理、安全確保など保育に関する基本的な知識や保護者対応などを学びます。

実際に保育所や施設へ行き、見学実習やオリエンテーションをすることもあります。

 

 

(2)地域子育て支援コース

地域の身近な場所で、子育て家庭と一緒に遊んだりしながら親子を見守ったり、子育ての悩みに寄り添い、育児相談を受けたりもします。

保護者との信頼関係づくりや支援が必要な際の関わり方について学びます。

 

 

(3)放課後児童コース

小学校の授業が終わった後や授業がない日に、共働き家庭などの子どもたちが遊んだり、過ごす場所である学童クラブ。

様々な年齢の子どもたちが同じ時間をともに過ごすため、児童期の子どもの発達や生活についても理解が必要です。

 

 

(4)社会的養護コース

虐待などさまざまな理由から家族と一緒に暮らすことができない子どもたちが生活する場所が児童養護施設です。

社会的養護の基本的な理解や支援のあり方などを学びます。

 

 

 

 

子育て支援員が働く施設は、保育所から子育て支援センターなど幅広いことから、各施設の特徴に応じた内容を専門研修を通して学んでいきます!

 

 

 

保育士の国家資格を受験することに比べれば、「研修を受けるだけ」とハードルは少し低く感じられるかもしれませんが、その分カバーしなければいけない範囲が広いので、しっかりと学ぶ姿勢が必要となります!

 

 

 

🌼子育て支援員が活躍できる場所🌼

子育て支援員は保育所などの保育施設だけでなく、さまざまな現場で働くことができます。

 

 

・放課後児童クラブ(学童保育)の補助員

 

・乳児院・児童養護施設の補助的職員

 

・家庭的保育(保育ママ)の保育補助

 

・小規模保育園の保育者

 

・一時預かりの保育者

 

・事業所内保育所の保育者

 

・ファミリー・サポート・センターの提供会員(援助会員)

 

・地域子育て支援に関わる職員

 

 

子育て支援を積極的に行っている地域であれば、地域に密着した支援員として、支援が必要な方々の力になることができますね😊

 

 

 

保育に関わる新しい職業として少しずつ注目を集めている子育て支援員🐣

保育士とともに保育の現場で活躍してほしいと思います♪

 

 

 

 

Top