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2020.11.04 (水) ブログ

新型コロナウィルス禍の不安対処法【マインドフルネス】

新型コロナウィルス禍の不安対処法【マインドフルネス】

こんにちは!水曜日(ブログ)担当の作業療法学科です。

さて、沖縄県内の新型コロナウィルス感染者は、未だ終息に向かっておらず、不安な日々が継続しています。先日の琉球新報(20201021日)に国連のホームページでは職員向けに新型コロナウィルス禍の不安対処法の1つとして「マインドフルネス」が挙げられているとの記載がありました。

そこで、前回(819日掲載)に引き続きマインドフルネス(第2段)を紹介します。

(図1マインドフルネスの方法例:琉球新報20201021日より引用)

 

マインドフルネスとは「今ここに、ただ集中しているだけ」心の在り方を指します。そのプロセスにおいて、今この瞬間における注意、気づき、理解、慈しみを育むとされています。

そのやり方(図1参照)は基本的に背筋を伸ばした姿勢で座り(椅子でも可)、目を軽く閉じて全身の力をぬき、ただ自分が今している「呼吸」に意識を向けるだけです。

息が出入りする時の下腹部の身体感覚に注意を向けて「膨らんだ」「しぼんだ」などを感じるようにします。実施時間は、例えば短時間の10分からはじめ、漸増していき30分と伸ばしていきます。

体験するとわかるのですが、容易に他の事が意識にのぼり注意がそれますが、また呼吸を意識して行えば良いのです。

 

(図2マインドフルネスの実施例:本校教員)

 

このマインドフルネスストレス低減法は1979年にマサチューセッツ大学で立ち上げられ、現在まで多くの成果をあげ論文が公刊されています。

また、マインドフルネスの効果は集中力アップ、免疫力アップなど多岐にわたって紹介されています。

現在では、うつ病の再発予防にも効果があるとの報告がなされ、医療現場でも活用されています。

 

現在ではオンライン講座や瞑想アプリ(有料)も存在し、手軽に取り組めるのが特徴です。

新たなストレス対処法を取り入れてみてはいかがでしょうか?

図中にも記載されていますが、うつ病などの治療中の方は医師に相談してから行うようにしてください。

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