2020.12.02 (水) コラム
沖縄の冬の海~その魅力(ダイビング)~
こんにちは海洋リハコース担当です。
今回は海洋リハコースのメイン実習の一つ
ダイビング「冬の沖縄ダイビング」について書きたいと思います。
皆さん冬の海、冬のダイビングについてはどの様なイメージをお持ちでしょうか?
凄く寒そうや、余り生き物が居なさそう等、
ダイビングは夏では?と言うイメージが在ると思います。
確かに基本的に海「ダイビング」と言えば水温の温かい「夏」と言うのは、
多くの人が持っているイメージでしょう。
ただ驚く人も多いと思いますが、冬の海も非常に面白く夏とは違った楽しみが多く
存在します。
確かに冬の海は水温が低くなり実際に海に入ると、夏に比べれば寒いと感じます。
しかし、この水温の低下のおかげで、冬の海は夏よりも綺麗に見えます。
理由は諸説ありますが、
一つは水温が低下する為、プランクトンが減り濁りが少なくなること。
あと冬の強い風によって表層の濁りの多い水が沖に流され
深層の澄んだ水が表層に上がって来ること。
日本近海を流れる「黒潮」の影響からだと言われています。
(「黒潮」は日本の南から北に向けて流れている海流になりますが、この「黒潮」
は貧栄養の海流の
為プランクトンの生息数が少なく透明度が高いのが特徴で、海の色が青黒色となる
為「黒潮」の名
前が付きました)
つまり夏の海よりも冬の海は「透明度」が高い状態になる為、海中に入った時の景
色がより鮮明に
見える事になります。(場所・天候にもよりますが、夏より5~10m程視界が良くな
ります。
また夏のシーズン中だと人が多く混んでいた場所やポイントがゆっくりと入れる様
になるのも、冬の海の利点だと私自身は思っています。
(逆に冬場混むポイントもある為上記の部分は個人的な意見になります。)
冬は魚が少なくなるシーズンですが、
逆に冬になると多く見られる様になる海洋生物もいます。
その代表格として、海洋生物「ウミウシ」が居ます。
「ウミウシ」とは?簡単に言うと貝殻を無くした貝の仲間で非常に種類が多く、
沖縄だけでも600種類、日本国内に為ると1000 種以上、
世界的には3000 種以上と言われています。
しかもその多くはカラフルで綺麗な色どりをしている為、
水中写真を撮る人達の中でも人気が高く
中にはウミウシを専門的に撮っている人もいる程の人気海洋生物です。
そんな「ウミウシ」が多く姿を現すのが水温の下がった冬の海になります。
●カラフルな見た目で見る人を楽しませる「ウミウシ」達
それでも、冬の寒い海中はチョツト…と思う人も多いかと思いますが、
実は沖縄の海の水温は冬でも20℃以上ある為、
生地が厚めのウェットスーツを着る事で簡易的な防寒対策は可能です。
ライセンスを持っているならドライスーツを使うなど
快適に過ごす事も出来ますので、沖縄の冬ダイビング
体験してみてはいかがでしょうか?
当海洋リハビリテーションコースでは年間を通して
「春・夏・秋・冬」様々な時期の沖縄の海でダイビング実技を行っており、
その中で様々なダイビングライセンスの取得を目指しています。
「春・夏・秋・冬」色々な表情をのぞかせる沖縄の海が
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