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2020.06.12 (金) コラム

海をステージに活躍出来る!小型船舶免許の種類

海をステージに活躍出来る!小型船舶免許の種類

今回お話するのは、海洋リハビリテーションコースで取得出来る資格の一つである、小型船舶操縦士免許についてお話して行こうと思います。

一口に小型船舶操縦士免許と言っても操縦士免許毎に様々な設定や制限が定められている為、自身が乗りたい船舶の種類や行きたい場所等で、取得すべき免許の種類が変わってきます。

ではどういった免許の種類があり、どのような事が出来るのでしょうか?

 

〇特殊小型船舶操縦士免許

この免許は水上オートバイ(ジェットスキー)の専用免許となります。

・航行区域、この免許を使用して行ける海域/水域は最寄り海岸から2海里(約3.7㎞)となります。

・この資格で活躍出来る主な職業としては、マリンスタッフ(ホテル・マリン専門店等)が上げられます。

1級または新2級小型船舶操縦士免許では水上オートバイ/ジェットスキーの操縦は出来ません。

(例えとしては、車の免許でオートバイが運転出来ない様なものだと思って下さい。)

新1級小型/2級小型と特殊小型船舶を取得しないと全ての小型船舶の運転は出来ない言う事になります。

〇2級小型船舶操縦士免許

この免許は総トン数20トン未満、及び長さ24m未満の※1小型船舶の操縦免許になります。

・航行区域は、最寄り海岸から5海里(約9km)となっています。

・この資格で活躍出来る主な職業としては、上記同様ホテル関連マリンスタッフ、※2観光船、5海里以内運航の釣り船の船長(遊漁船)等数多く職種にて活躍が出来ます。

 

〇1級小型船舶操縦士免許

2級同様総トン数20トン未満、及び長さ24m未満の※1小型船舶の操縦免許になります。

この免許は航行区域の制限が無い免許になります。(但し、海岸から100海里を超える海域を航行する動力船の場合は六級海技士(機関)以上の資格を持った機関長の乗船が必要となります)

クルーザー、外洋ヨット等小型船舶全体の船長が出来る為、使用用途が極めて広い免許になります。

・この資格で活躍出来る主な職業としては、上記同様ホテル関連マリンスタッフ、※2観光船、釣り船の船長(遊漁船)、漁船の船長等

数多く職種にて活躍が出来ます。

 

1ここで定義されている小型船舶では総トン数20トン未満の船舶と言うのが基本なのですが、実は例外もあり、総トン数20トン以上のプレジャーボートでありながらも、次の要件の全てを満たしていた場合には、小型船舶に含まれるので知っておくと良いでしょう。

Ⅰ、1人で操縦を行う構造である事

Ⅱ、長さが24m未満である事

Ⅲスポーツ叉はレクリエーションのみに用いられる事(漁船や旅客船等の業務で使用される船舶でないもの)

 

〇特定操縦免許※2

旅客船(観光船)や釣り船(遊漁船)等の人を運送する小型船舶の船長になろうとする人は、必ずこの資格が必要となります。

自動車免許で例えるなら2種免許と同じ様な資格になります。

又この資格取得をする際には「小型旅客安全講習」を受けなければなりません。

「小型旅客安全講習」とは?

特定操縦免許を取得する際に必要な講習で、主に海難発生時における処置方法や、救命設備等に関する事(救命艇・艤装品)又緊急時における心肺蘇生法等が中心となり、より乗客の安全を確保する為の講習会となっています。

 

以上の様に小型船舶操縦士免許と言っても様々な資格があり、それで行える内容も変わってきます。

 

当学科では必要に応じた資格の取得と、其れに伴う技術向上を目指せる実習プログラムを実施する事で学生自身のスキルUPをサポートします。

是非とも当学科にて即戦力となれる2年間を過ごしてみませんか?

皆さんの入学お待ちしています。

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