2022.02.02 (水) ブログ
節分の日
みなさん、こんにちは、作業療法学科です。
本日の作業療法学科のブログでは、明日の2月3日(木曜日)の「節分の日」について述べてみたいと思います。
さて、節分の起源をみていきますと、昔の人は飢饉や災害、大病などの厄は鬼の仕業によるものと考えていました。 奈良時代に大流行した疫病を祓う目的で宮中にて行われた「追儺(=ついな)」が節分の始まりといわれています。
この「追儺」とは、奈良時代より旧暦の大晦日(旧暦12月30日)に行われてきた宮中行事で、鬼(疫鬼や疫神)を払う儀式のことです。その翌日にあたる、昨日の令和4年2月1日火曜日は旧正月にあたり、糸満市の漁港では大漁旗(写真)が舞っていたようです。
実に優雅ですね!
今年の「節分」は、2月3日(木曜日)にあたりますが、漢字の通り「季節の分け目」の日という意味ですので、年に4回(立春、立夏、立秋、立冬)存在します。
その中でも春の節分は大寒の最後の日にあたり、この時期は病気にかかりやすい季節でもあるため、厄除けの儀式が重要視され、一般化したようです。
明後日の2月4日金曜日が立春ですので、その前日の2月3日木曜日が「節分の日」となります。
では、節分になぜ豆まきをするのか調べますと、「魔を滅する(魔滅=まめ)」という言葉遊びの形から、鬼には豆まきが効果的だといわれるようになったという説があります。
また別の説では、大豆にはお米と同様に精霊が宿るとされており、悪霊を祓うのに適しているという理由もあるようです(沖縄の拝み行事では、7回洗った洗米と、無洗米を使用するのに似ていますね!)。
また、豆まきの大豆は炒った大豆である「福豆」を用意し、豆まきの直前まで、神様にお供えしていたそうです。
そして、豆まきの時間帯は、鬼が真夜中にやってくるとされており、鬼が来る直前に豆まきをしておくという理由からも、夜に行うのがおすすめのようです。
現在では、家族全員で豆まきを行う地域が多くありますが、実は豆をまくのは一家の主の役目でした。また、テレビなどで紹介されるように、地域によっては、年男や年女が豆まきを行う文化があります。そして、旧正月に近い節分を「年取りの日」と言って、この日に一つ年をとると考えられて年の数だけ豆を食べる「健康の運気があがる」という風習が生まれたようです。
いずれにせよ、季節の節目に福を呼ぶ行事ですので、家族で節分の成り立ちなどを話しながら、明日の夜は楽しんで下さい!
家族全員で「鬼は外、福は内!」