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2021.02.03 (水) ブログ

起業×OT ~作業療法士が起業する理由~

起業×OT ~作業療法士が起業する理由~

作業療法士とは、英語表記でOTROccupational Therapist Registeredですが、私は、オールマイティ セラピストであると思っています。

その理由は、作業療法士の仕事が、対象者の思いに寄り添い、対象者が望む人生を輝かせる専門家だからです。対象者といっても、心身の健康状態に問題がある方だけではなく、病気にならないよう予防することや、老若男女問わず関わっていきます。また、働く場所も病院や施設だけではなく、対象者のご自宅や就労支援施設など多岐にわたっています。なかには、本学院の儀間智理事長は作業療法士ですが、学校を経営したり、事業所を起業する作業療法士もいます。このように、作業療法士とは、冒頭で言った、オールマイティセラピストなんです。

 

学院では、作業療法の資格取得のために、対象者の人生を彩るオーダーメイドリハビリテーションを学ぶため幅広い知識習得のため様々な学びの場があります。

 

今回は、ある作業療法士の仕事をご紹介します。

琉リハ卒業生、株式会社WAN STYLE 代表取締役の知花さんです。パンフレットにも登場していただいているので、見ていただいた方もいらっしゃるかもしれません。

 

知花さんは、琉リハ卒業後、県外でも働かれており、沖縄に戻ってきてからも病院や訪問リハ、デイサービス等で作業療法士として業務を行ってきました。 その中で対象者や家族、職員などそれぞれ立場が違っても一人ひとりが『自分らしく』過ごし、働くことが重要だと感じ会社〈WAN STYLE〉を起業されたそうです。

 

知花さんが起業されたデイサービスは、介護保険サービス「通所介護」の通称です。利用される方は自宅で生活しながら日帰りで施設に通い、体操や食事、入浴などのサービスを受けられます。老人ホームのように移り住む施設ではありません。可能な限り自宅で生活を送れるようにすることを目的として、通いながらQOL(クオリティオブライフ)の向上を目指す高齢者向けの施設です。デイサービスには高齢者の支援を行うために、作業療法士などのリハビリの専門職をはじめ、介護職員や看護師、生活相談員、機能訓練指導員などのスタッフが配置され、さまざまなサービスが提供されています。

その事業所に学院の学生と見学させていただいた際、利用されている方から、「ここは、居心地がよく、ここに通っていることを周囲の人に自慢できる素敵な場所なんですよ」と、笑顔で話をしていただいたのがとても印象的でした。

写真で見ても分かるように、高齢者のデイサービスとは思えない、どこかおしゃれなカフェに来たような素敵な作りで、利用されている方が、自分で動きたくなるような仕組みを作られていました。

じつは、令和322日に新たな事業所2店舗目をオープンされました。

新しい事業所はまるでレストランとアスレチックジムが融合している、これまたおしゃれな作りなんです。

『自分らしく』過ごす、新しいスタイルを今も模索し新しいことにチャレンジしている知花さん、次はどんなことに挑戦するのでしょうか?

琉リハは今年で18年目を迎え、たくさんの卒業生が医療、福祉、教育現場で活躍しています。次はどの卒業生を紹介しようかな???

琉リハの金武校では、2/6(土)10時よりオープンキャンパスが開催されます。多くの卒業生を輩出している琉リハに遊びに来ませんか?

作業療法学科では学生講師による作業療法紹介を行います。

当日学生講師は来校できませんが、ビデオで登場してくれます。

緊急事態宣言の中ではありますが、安全に十分配慮し、運営しておりますので気になる方は、こちらからお申し込みください(/・ω・)/

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