ブログ・コラム

Blog / Column

2021.06.02 (水) ブログ

作業療法学科の実習について

作業療法学科の実習について

今日は作業療法学科の実習内容についてお話します\(^o^)

 

作業療法士の養成校では、臨床実習が義務付けられておりどこの学校に行っても実習が必須となっています。

つまり、作業療法士になるためには実習は避けては通れない道なんですね。

琉リハの作業療法学科では、入学から卒業まで5つの実習が準備されています。

 

1年次では見学実習を実施します。

この実習では作業療法士の役割や多職種の理解、作業療法士としての相応しい態度を身につけることにあります。

実際に働く作業療法士を見て、作業療法のイメージや仕事内容を理解することが主体となります。

幅広い分野で活躍する作業療法士を見学出来るように琉リハでは2回に分けて見学実習を実施しています。

 

2年次では、地域実習と評価実習が実施されます。

地域実習は、今年度から始まった新しい実習でデイサービスなどの介護保険領域での実習を9月に行います。

地域包括ケアシステムが始まり、地域で生活する対象者を支援する方法を知ることが大きな目標となってきます。病院での作業療法との違いを知ることや対象者が使える制度を知ることなどが課題となってきます。

 

評価実習は、2月に実施されこれまで学んだ知識で実践していく実習となります。

これまでの実習は見学が主体でしたがこの実習では、実際に作業療法の評価を実践していきます。

いわば2年間で学んだ知識の集大成ですね。

対象となる方に面接や検査などを実施して情報の整理を行います。そして、対象者にとって必要な作業は何なのか?達成可能な目標はなにか?などを踏まえて目標を設定していきます。

設定した目標を獲得するためには、どんなプログラム(介入)が良いのかを立案する。

ここまでが評価実習の流れです。実際にやってみると難しいことですが、実習先の先生方と相談しながら実施していきます。

 

最後は総合実習で、3年生が実施します。

評価実習の内容を実施した後に、この実習では実際のプログラムを行います。

やってみて上手くいくこともあれば、上手く行かないこともあります。

対象者の反応に合わせてプログラムを変化させていくことを学んで行きます。

最後は、成果判定を行うために、もう一度評価を行い自分の立案したプログラムがどうだったのか?実践した作業療法が妥当だったのか?を検証していきます。

今回は作業療法学科の実習について簡単にお話しました。

その他にも課題などもあり、大変なことも多いと思います。しかし、実際の作業療法を経験出来る貴重な機会です。

「利用者さんと関わること」などで実習を楽しいと感じられることが重要だと思います(^o^)

なにか困ったときには教員もお手伝いに行きますので、安心して実習を楽しんでもらえるようにサポートしています♪

Top