2021.06.16 (水) ブログ
医療従事者のユニフォーム「ケーシー」とは??
こんにちは。毎度水曜日は、作業療法学科です!
今日は、学生が実習や実技の授業などで着用する白衣、「ケーシーとポロシャツ」についてお話します。
「ケーシー」とは、首元がタートルネックのようになっている、丈の短い半袖の医療用白衣のことです。
肩や腕などを上げても生地がその動きに連動してまくれ上がってしまうことがないため、男性をはじめラインが気になる女性からも好まれています。また、ケーシー白衣には襟があり、首元が隠れるため、中に着るインナーを選ばないこともメリットといえるでしょう。
ケーシータイプの制服は、動きやすさを追求したデザインで、ハードに動くリハビリ科や外科医、他には歯科医などに人気があったようですよ。
呼び名の由来は、1960年代に放送されていたアメリカのドラマ「ベン・ケーシー」医師がよく着ていたから、そう呼ばれるようになったようです。(へ~~~🤔)
こんな感じ♡
医療職の白い制服ってなんだか緊張しますよね。
「白衣高血圧」という言葉もあるように、白衣を着た医師や看護師などを目の前にして緊張で一過性に血圧が上がってしまうことからそう呼ばれたのも理由の一つだそうです。
なぜ白なのか??
・清潔で衛生的
・威厳や信頼感を与える色
・医療現場らしいイメージ
といった観点から、白が主流だったのかと思われます。
当学院の学生の実習着も、白衣ケーシーです!
でも、以前は「病院=白衣」でしたが、最近ではナースやリハ職などコメディカルの制服は、白衣ではなくカラータイプが多くなった気がします。
私が以前勤めていた職場でも、白衣ケーシーからカラースクラブに代わりました。
※ちなみに、「スクラブ」は「ごしごし洗う」という意味を持つ「スクラブ」が語源で、(へ~~~🤔)
速乾性があり丈夫な素材でできています。
こんな感じ♡
カラータイプは中の衣服が透ける心配もありませんし、色によって印象も変わりますよね!
白衣の白は「清潔感」を印象づけますが、同様に「冷たい」、「怖い」などの威圧的な印象を与える場合があります。
清潔感のある院内で、色とりどりの白衣を着用した看護師・スタッフが働いていると、明るく華やかな印象になることもカラータイプが増えた一因かと思われます。
医療の白衣に限らず、働く現場で着るユニフォームには、汚れや危険物から身を守る役目や職場で働きやすい機能が備わっています。
学院でも、最近は実習や授業の一コマでケーシーを着ている学生もチラホラと・・・
普段は私服の学生も、ケーシーを着るだけで何だか医療人!って感じで、なんだか頼もしく見えちゃいます😊
琉リハの作業療法学科では、ケーシーとは別にポロシャツもあります😚
精神科病院などでの実習もある作業療法学科ならでは(^o^)
良くも悪くも・・・医療従事者のイメージを与えてしまうケーシー・・・
デイケア・デイサービスであれば、送迎や病院付き添いで外出する機会もあります。
いろいろな業務内容に、ポロシャツが一番万能なので、選ばれています。
また、立場や役割に関係なく、みんなで同じポロシャツをユニフォームとして着られるのも、ポロシャツならではですね。
ポロシャツが選ばれる理由の2つ目は、【きちんと感】
お会いする時にスーツのような正装とまではいかなくても、キチンとした印象の襟つきの服装が好まれます。
礼儀を大切にする日本人らしい考えですよね。
だから介護保険領域・精神領域の職場では、襟付きポロシャツが「きちんと感」の理由から選ばれているみたいです😁
ポロシャツが選ばれる理由の3つ目は、【お手入れが簡単】
ポロシャツは他のユニフォームと違い、シワの心配をあまりしませんよね。
そして、なによりもポロシャツは洗濯方法がややこしくないので、お手入れが簡単です。