2021.12.08 (水) ブログ
最終学年の国家試験対策
作業療法士・理学療法士国家試験まであと73日です。
私が国家試験を受験した頃は合格率が90%を超えていました。
今は出題内容、傾向、受験者数、合格率すべて変わっており昨年度の第56回作業療法士国家試験は受験者数5,549人、合格者数4,510人、合格率81.3%でした。
2007年以降の合格率は、70~80%代を推移しており、合格率が下がった要因のひとつとして“出題傾向の変化”が考えられます。
ここで初めて読んでくれている人のために、簡単に作業療法士の国家試験について紹介します。
大部分の人は、筆記試験(マークシート方式)となります。
解剖学・生理学・運動学・病理学概論・臨床心理学・リハビリテーション医学・精神医学・人間発達学および作業療法についてなど出題範囲は医療分野の多岐にわたります。
1問1点の160問、1問3点の40問の合計200問を午前100問・午後100問で解答していきます。
多くが5肢択一ですが,一部,5肢択二(X2問題)も含まれます。
このX2タイプが増え、難易度が上がり合格率に関係しているのではないかと思います。つまり、“ヤマカン”であたる確立が低くなっており、確実に理解していなければいけないのです。
そんな難易度が上がった国家試験ですが、当学院では合格率100%を目指して日々学生と邁進中です。
現在、月~金曜日の9時~16時20分まで国家試験対策を行っています。その中で以下の内容を心がけています
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決まった時間、決まった場所で学修する習慣をつける
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グループ学習と個人学習を使い分ける
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すべての教員が全員合格に向けて団結
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全員で合格するという学生の気運を醸成し、士気を高める
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3年生に全員に対して週1回模試を実施し、学修状況と得点状況の把握・視覚化・共有を行う
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個別支援の必要な学生に特別な勉強グループや個別支援を実施する
また、土曜日に登校し勉強している学生もいます。今回はその学生たちに勉強方法のインタビュー?してきました。
学生A「勉強はこのノート1冊にすべてまとめ、インデックスをつけすぐ見返すことが出来るようにしています」
学生B「ノートは2冊使いで、その都度メモをとるためのノートと、そこから理解していくためにまとめるノートです」
学生C「勉強時間が長くなると、集中力も切れてくるので甘い物必須です。」
学生D「教科書はこの必修ポイント意外にも1.2年生の教科書全て使用してます!」
学生E「友達に教えたり、教えてもらったり、話をしながら勉強する事で、理解が深まり気分転換にもなります!」
みんなで、合格できるように頑張りましょうね!!