2021.05.26 (水) ブログ
スポーツと作業療法
こんにちは、作業療法学科の大城です。
今週末は高校総体ですね。これまで努力してきた成果を発揮する最後の大会になる方も多いかと思います。
29年前、高校入学時に顧問の先生に強引に勧誘されて、陸上部に入部しました。「高校総体で6位に入れば九州に行けるよ」の誘い文句にまんまとひっかかり(笑)、1年生の僕を含めた同級生の仲間たちは400Mリレーで出場することを決めました。
てっきり1年生の部があると思っていた僕らは、入部後に他校の3年生と競わないといけないことを知り、とても残念な気持ちになりました。
まあとにかくやってみようと開き直って大会に出ると、ギリギリのところで決勝進出を逃すという結果でした。
相手はみんな3年生でしたが、負けたことがとても悔しかったのを覚えています。
僕の仲間は陸上を続けることを決めて、練習に打ち込むようになり、それなりの結果も出せて、喜びを分かち合うことが出来ました。
作業療法を行う際、もの作りなどで対象者の方が満足いかない結果になることがあります。
その方にとっての「失敗体験」をどのように工夫し、次にトライするときはどうやって成功に導くかを考えながら関わっていきます。また、失敗体験が意欲を向上させるきっかけになることもあります。
作業療法士になった今、改めて29年前の出来事を思い返したとき、あの負けた経験がその後活躍に活かされたんだと感じました。
高校生の皆さんも今週末の大会でいろいろな事を経験するかと思いますが、成功も失敗も必ず次のステージで生かされますので、結果を恐れず持ちうる力を発揮できるよう頑張って下さいね!